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【禅語】

漢字が多く読み方も難しかったりする禅にまつわる用語。
特に私たちの日常の生活ではあまり使わないものは、見てもよくわからないものです。
ここでは、いくつか禅に関連して使われる用語、単語の説明をしてみたいと思います。

禅イメージ画像

禅語 ア行

 

【以心伝心】(いしんでんしん)

 禅の教えでは「不立文字」といい、悟りは言葉や文字で伝えられるものではなく、心をもって心で伝える(以心伝心)ものであるとされています。言葉や文字を使わず以心伝心で物事を伝える際には、送り手側での相手を敬う心と、受け手側の相手を理解しようとする心が大切なのではないかと思います。
 

【一期一会】(いちごいちえ)

 「一期」とは、人の一生を表す期間。「一会」は、一度きりの出会いのことをいいます。この出会いは一生にただ一度の出会いであるということを表しています。もし今後再び会うことができたとしても、今とは立場や感情や思いなどが同じとは限りません。今相対できるという幸せを実感し感謝する気持ちを大切にしましょうという言葉です。また出会いには別れがつきものであるという人間の道理を説いた言葉でもあります。
 

【一水四見】(いっすいしけん)

 水一つとっても、それを見る者の立場が異なると、それぞれ違った見方をするということ。天人は水晶の床として、人間は水、餓鬼は血膿が充満した池、魚は自分のすみかと見て泳ぎまわります。このように、認識の主体が変われば認識の対象も変化することを例えた言葉です。
 

【回光返照】(えこうへんしょう)

 ”返照”とは光の照り返しのこと。”回”は回す・戻すさまであり、”光”は自分の中にある宝(仏心)であると言われています。人間往々にていろいろなものを外に求めがちであるのであるが、心をを内に向けて、自分の中にある仏心を見出すことがたいせつなことであるということになります。自分自身と対話(照らす)ことで、今までまとまりの つかなかった事柄(真実)が見えてくるかも知れません。